こんにちは、サラリーマンブロガーのコーク山椒です。
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さて、今回は子供の運動神経を伸ばす方法について解説していきます。
あなたは子供には運動神経がよくあってほしい、と思いますか?
おそらく自分の子供には少なからず期待するはずで、運動会で1番になってほしいとか、運動神経が良くあってほしいと思っている親御さんはたくさんいるはずです。
ですが、何をやらせたらよいかわからず、あれもこれもやらせすぎてしまい、結局なんだったのかわからないような感じになってしまうことも多いでしょう。
当然ですが、子供がやりたがらないことを強制的にやらせても効果がありません。
運動やスポーツは、親がやらせたいものではなく、子供が心からやってみたいと思うものを楽しみながら行うことで効果が生まれます。
では、結局何をやらせたらいいの?という親御さんのために、今回は子供の運動神経そもそものメカニズムとその発達に深く関わりのあるゴールデンエイジについて解説していきますので、しっかりと内容理解して、今日からの子育てに役立てて下さいね。
目次
運動神経ってなに?
運動神経のメカニズム
運動神経とはそもそも何なのか。
「あの子は運動神経がいいね」「うちの子は運動神経が悪くて」なんて会話は日常的に繰り広げられてきたことですね。
しかし、その運動神経とはいったい何なんでしょうか。
実は「運動神経」という名称の神経は人体には備わっていません。
人間は、脳からの伝達信号を神経細胞を通して筋肉へ伝えることで身体を動作させると言われています。
したがって、よく耳にする「運動神経」というものは、脳からの信号の伝わりやすさや、伝わり方などのことを指すのです。
要するに運動神経が良いというのは、自分の体を自分の(脳で)イメージしたようにスムーズに動かすことができることを指します。
例えば、一度見たことをすぐにまねできてしまう子なんかは運動神経がいい部類に分類されるでしょう。
ただ、運動神経が良い=筋力がある、ということではありません。
先ほども説明した通り、自分の体を思うように動かすことができるということは身のこなし方が上手であるということであります。
例え、力があっても身のこなし方が下手であれば運動神経がいいとは言えませんし、逆に力はなくても身のこなし方が上手であれば運動神経が良いと言えます。
良くいますよね、体は小さいけども体を使うのがとてもうまい人。
では、次に脳から筋肉までの指令(信号)の伝わり方を見ていきましょう。
脳から指令がでて運動がおこるまでの流れは、例えば投げるという動作でいうと投げるという指令が脳からでて、それが神経細胞から神経細胞へとその間のシナプスを介して脳→脊髄→末梢神経→筋肉と電気信号を伝えていき、投げる動作を行えます。
これらの神経回路が、運動神経と呼ばれています。
そして、この回路はさまざまな経験をすることによって、そのたびに新しい回路がつくられていきます!
運動神経は遺伝?
では、その運動神経とは遺伝なのか?
見ていくことにしましょう。
結論からいうと「遺伝では決まりません。」
スポーツ選手同士の子供はスポーツ選手になりやすいと思うかもしれませんが決してそんなことはなく、スポーツ選手の親が全くスポーツができない方だっているんですよ。
では、運動神経は何できまるのでしょうか。
先ほど説明した通り、脳からの指令を筋肉に伝える神経回路は様々な経験をすることで新しい回路が作られるといいました。
そう、まさにその回路が多い状態であることが運動神経が良いということになるのです。
従って、運動神経の良し悪しとは様々な経験の差であると言えます。
サッカーでも野球でも、どんなスポーツでもやったことのない動きをするのは非常に難しいことですが、一度やってしまえばで身体が覚えておりそう簡単には忘れないようになっていますね。
その積み重ねで、複雑な動きもできるようになり、身のこなし方が上手になります。
これが運動神経は遺伝ではなく、経験での差であるということを物語っています。
ですので、たくさんの経験をさせてあげることのできる環境こそが運動神経を良くする重要なポイントであります。
では、その環境を作るうえでのポイントがありますので見ていきましょう。
運動神経を伸ばすにはピークは何歳?
先ほど神経回路について説明しましたが、この神経回路が増えていくのは10歳ころから12歳ごろまでと言われています。
8歳で80%、12歳でほぼ100%神経回路が発達します。
つまり、運動神経を発達させるには幼少期が最適となりますね。
そして、この子供の運動神経が著しく発達する時期をゴールデンエイジと言ったりします。
大体、5~12歳(年長~小学6年生)の期間を指します。体の動かし方、動作、技術を短時間で覚えることができる、一生に一度の貴重な年代をゴールデンエイジと呼びます。
その中でも「プレ・ゴールデンエイジ(5~9歳)」と「ゴールデンエイジ(10~12歳)」に分けて考えられています。
プレ・ゴールデンエイジ及びゴールデンエイジについてはこのあと詳しく説明していきますが、ここで言いたいのは、この運動神経が著しく発達するこの時期にさまざまな動きを経験させましょう。
ここで経験させるのとさせないのではこの後の運動神経に大きくかかわってくると言っても過言ではありません。
子供の運動神経が発達する黄金期「ゴールデンエイジ」
では、先ほど解説した「プレ・ゴールデンエイジ(5~9歳)」と「ゴールデンエイジ(10~12歳)」の特徴について解説していきます。
5歳から9歳の子供の「プレ・ゴールデンエイジ期」の特徴
この時期の特徴としては神経系の発達です。
下図を見てください。このグラフは年代に応じて発育する能力をグラフ化したものです。
このグラフから、神経は5-6歳まで著しい速度で発達し、20歳の人の80%にまで達していることが分かります。
12歳になるとほぼ100%に達していますね。
要するにこの時期にさまざまな動作を経験することで、脳が刺激され、運動神経も発達していきます。
10歳から12歳の子供の「ゴールデンエイジ期」の特徴
この時期の特徴は「即座の習得」です。
ゴールデンエイジ期の子どもは、見よう見まねで初めてチャレンジする動作でもできてしまうことがあります。
我々大人でもそのようにすぐできてしまう人も中にはいますが、ほとんどの方は動く前に動作を理性で理解し分析しようとします。
「足はどうなっているだろうか・・・」「ひじは曲がっているか・・・」など。
まず考えてから動きます。
みなさんもそうではないでしょうか。
一方で子供は、パッと見ただけでその動作を習得してしまいます。
またこの時期に習得した技術は大人になっても落ちないという特徴があるようです。
自転車の運転なのどがそれに該当するのではないでしょうか。
脳が運転する感覚を覚えており、大人になっても忘れないようにしているようです。
ゴールデンエイジの親の役割
ゴールデンエイジ期の特徴について解説してきましたので、次にその期間での具体的な親の役割について解説していきます。
子供の成長の特徴をつかんだのですからあとはそれを踏まえた親御さんの行動あるのみです。
子供の成長はあっという間ですので、その時が来てからではなく今のうちから学んでおくと良いでしょう。
とにかく複数のスポーツの経験をさせてあげることが大事
「運動神経が良い」子供とは、あらゆる動作を直感的、感覚的に覚えていて、それぞれの動作に適した身体の使い方をすることができます。
そのためには複数種類のスポーツ又は体の動きを一緒に行ってみるのが良いでしょう。
一緒にボールを使って遊んでみるもよし、体操をするもよしでいろいろな動きを一緒に経験しましょう!!
一方で、この時期には特定の種目に専念するべきではありません。
それは、一つの動作で一つの神経回路がつくられ、それが相乗効果で回路が発達するからです。
自分の子供にはサッカー選手になってもらいたいから、小さいうちからサッカー一筋でやらせたいという気持ちはわかりますが、それではサッカーに最低限必要な動きはマスターできるかもしれませんが応用を利かせた動きをすることができなくなることがあります。
サッカーだけではなく、遊びでもいいのでテニスとか、バレーとか野球などを一緒に経験していきましょう。
そうすることで、サッカーに必要な動きに磨きがかかったりすることもあります。
親も楽しむ&本気であそぶ
とはいえ、いろいろなスポーツを半ば強制的に押し付けてはいけません。
自分も子供と一緒に楽しめることをやりましょう!!
自分がやって楽しくないことは子供も当然に楽しくありません。
好きこそものの上手なれというように、好きで楽しくて仕方のないものは自然と続きますし上手になろうという意識もあります。
逆に子供がやりたいと思っていることは親もやってみると楽しかったりします。
是非、子供と一緒に本気で楽しみましょう!!
まとめ
さて、今回は子供の運動神経を伸ばす方法について、ゴールデンエイジ期での具体的な取り組みを織り交ぜて解説してきました。
子供の成長はあっという間ですし、特に運動神経が発達するピークのゴールデンエイジ期は長いようで短いですのでその時が来てからではなく、ゴールデンエイジ期に入る前までにどういうことをやらせたいか考えておく必要があるかもしれませんね。
ただ、何度も言いますが、まずは子供と一緒に楽しむことが一番大事です。
それを忘れてはいけません。
子供と一緒に楽しむことを前提に、運動神経もよくしていくためにいろいろなことにチャレンジしてみましょう!!
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